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産後母子ケアは産後のお母さんと子供を肉体面・精神面の両面からケアをしていくケアのことを指し、横浜市では様々な産後母子ケアを提供しています。産後母子ケアの内容や種類、対象者、そして申し込み方法を紹介します。
産後母子ケアはその名の通り、産後のお母さんと子供のケアを行うことを意味します。特に、お母さんはホルモンバランスが産後1か月は安定せず、不安になったり、精神的に辛くなったりということも起こりやすくなります。また、小さな子供が夜になかなか寝てくれず、何度も夜泣きで起こされることで睡眠不足に陥ってしまうということもあります。育児を行う中でのトラブルなどで精神的に落ち着かないといったことも往々にしてあります。そういったお母さんや子供のために、子供とお母さんの両方の健康管理や、母乳育児を行っている方のための乳房ケア、赤ちゃんの発育や発達の確認、体重や排便が適切であるかの確認などを提供します。また、育児については、授乳方法や沐浴の方法を教えたり、育児での問題点の解消などを手伝います。これらのサービスは助産師などのしっかりとした知識を有するスタッフから受けることができるため、初めてのお母さんでも安心して産後ケアセンターに行くことができます。場所によっては宿泊が可能で、赤ちゃんを代わりに見てもらいながら、自分の身体を休めることができるなど、精神面、そして肉体的にも癒されます。
サービスには2種類あります。1つは、母子デイケアといって日帰りで利用する母子ケアサービスで、もう1つは母子ショートステイといって宿泊を伴う母子ケアです。母子デイケアは、朝9時から夕方5時までの利用時間となっており、昼食が付いているのが特徴です。一日の利用料金は2000円となっています。費用面はそれほど高額ではないので、育児に困ったとき、自分のケアをしたいと思ったときに利用することができます。但し、利用回数には上限が決められており、7日間となっています。区福祉保健センター長が援助の必要性に応じて決めるので、この限りではありません。通うタイプの母子ケアの他にも、母子ショートステイという宿泊型の母子ケアがあり、こちらは朝9時から翌日の夕方7時までの利用時間で、昼食2回、夕食、朝食が付いているのが特徴です。1泊2日で利用料金は6000円で、追加は1日ごとに3000円かかります。こちらも利用日数の上限が7日間と決められていますが、母子デイケアの利用回数とは関係ないので、両方合わせると14日間使うことができます。母子ショートステイの場合、夜泣きでなかなかゆっくりと眠ることができないお母さんも、夜間に代わりに子供を見ていてくれるスタッフがいるため、体を休めることができます。自分に必要なサービスを確認の上、予約をして利用して下さい。
対象者は、産後4か月未満のお母さんと赤ちゃんで、次の4つの利用条件を満たす方です。1つ目は横浜市民であること、2つ目は育児に対する不安が原因で自宅での育児に支障があること、3つ目は産後のサポートが家族から受けられないこと、そして最後に母子ともに治療中の疾患がないことです。利用ができなくとも他の産後支援サービスが利用できる可能性があるので、区福祉保健センターへ相談してみましょう。
申し込み方法は簡単です。お住いの区福祉保健センター子ども家庭支援課で申し込むだけです。育児の状況や援助が必要そうかどうかを判断して利用可否を教えてくれます。
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