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妊娠3ヶ月目となると、赤ちゃん、母体ともに変化や成長が大きくなってきます。赤ちゃんはぐんぐん成長し、お母さんの体はそれに合わせて変化し、つわりも強くなってくるのです。ここでは、そんな妊娠3ヶ月目の赤ちゃんとお母さんの体について見ていきましょう。
妊娠8週からは、赤ちゃんの原型とも言える状態だった「胎芽」から、いよいよ「胎児」へと成長していきます。超音波写真で見てみると、まだ二頭身ではあるものの、丸い頭と細長い胴体がわかるでしょう。また、心臓の拍動もわかるようになります。
妊娠9週は、体に大きな変化が訪れる時期です。それまではまだ原型の段階だった脳や心臓、肺や腎臓といった主要な臓器が、だんだん基本的な形になっていきます。
妊娠9週になると、赤ちゃんの体つきはだんだん人間らしい形になっていきます。それまで棒状だった手足も関節がわかるようになり、上腕、前腕、手指の区別が次第についていくのが大きな特徴です。
妊娠9週は骨が少しずつできてくる時期でもあります。骨の形成がまだ未熟なうちは超音波写真でもはっきりとは見えず、ぼんやりとかすんだ状態ですが、骨ができてくると超音波写真で白く見えるようになってくるのです。
妊娠10週になると、赤ちゃんはいよいよ自分で動くようになってきます。また、手足もさらに成長していき先端が枝分かれして指の形になっていくのです。なお、手の指のほうが足の指よりも先に形になっていきます。
この時期は、赤ちゃんが歩く動作を示す時期です。赤ちゃんは両足を交互に出して、まるで歩いているような動作を行っています。これは「原始歩行」と呼ばれる動作で、赤ちゃんの持つ中枢神経がかんたんな反射ができるようになることによるものです。
妊娠11週となると、顔立ちもだんだんできてきます。目にはまぶた、耳には耳たぶ、口には唇ができてきて、鼻も形がはっきりしていく時期です。さらに下顎や頬も発達していくので、妊娠初期の8週目と比べると、かなり人間としての形に近づいてきたと言えるでしょう。また、外性器が出来上がるのもこの時期です。
参照元:ムーニー(https://jp.moony.com/ja/tips/pregnancy/pregnancy/hyakka/pt0030.html)
お腹の中の赤ちゃんが成長していくにつれて、お母さんの体への負担も大きくなります。もちろん個人差はあるものの、一般的にはつわりがピークを迎えるのは妊娠8週~11週です。
つわりの原因ははっきりとはわかっていません。主な原因は、妊娠後に大量に分泌されるhCGというホルモン、あるいは精神的なストレスによる自律神経の乱れだと考えられています。
つわりの程度や症状は個人差が大きいため、その対策も一概にこれが有効であるとは言えません。自分に合った対策を立てていく必要があるのです。
まず、日々の食事についてですが、無理に食事量を増やす必要はありません。赤ちゃんは自分に必要なエネルギーを母体から供給することができるので、食欲が落ちたからといってお母さんが無理たくさん食べる必要はないのです。また、栄養バランスも妊娠初期では過度に気にする必要はありません。
つわりの吐き気を誘発するものとして、料理の湯気や匂いがあります。したがって、妊娠中は自分で料理はしないほうがいいでしょう。また、自分で食べる際も料理は湯気や匂いが強くならないように冷蔵庫で冷やすか常温で食べるようにするのも有効です。
水分補給については、水を一気に飲むと吐き気を誘発するので避けましょう。代わりに氷を口に含んで口の中で溶かすことで水分補給を行います。人によりますが、炭酸水や経口補水液も有効です。
妊娠中には、歯ブラシを口の中に入れると吐き気をもよおすことがあります。そうした場合は、口内洗浄液などを使って口の中を清潔に保ちましょう。また、人によっては歯磨きガムも有効です。
つわりと並んで妊娠中の大きな問題となるのが便秘です。つわりがある期間は食事の量が減りがちなので、水分を取る量が少なくなり、便秘が多くなります。便秘が頑固な状態になると、今度は痔になってしまうので、便秘の対策も非常に重要です。
対策としては、朝起きたときに冷たい水や牛乳を飲む、便意を感じたら我慢せずすぐにトイレに行く、繊維質を多く含んだ食事を摂る、適度に体を動かす、便秘が長期間続く場合は病院で緩下剤を処方してもらうなどがあります。
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