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食べづわりとは、妊娠中の方が空腹になると吐き気がしたり気持ち悪くなるつわりの症状です。一般的に妊娠8~10週にピークを迎え、12~16週頃には症状が落ち着くことが多いようです。
食べづわりの原因としては、血糖値が低くなることにあります。お腹が空くことに加えて、妊娠中の女性ホルモンのバランスが崩れてしまうことにも原因があると言われています。空腹で気持ちが悪くなり食事ができない、空腹でつわりが続く、という悪循環を断ち切ることが大切です。
食べづわりは、空腹になる、血糖値が下がることによって起こります。ですから、つわりが発生してから食べるのではなく、少量を小分けにして食べるよう心がけましょう。食べ過ぎやカロリーを気にする方も居ると思いますが、つわりの症状があるときはカロリーについてはあまり気にしなくて大丈夫です。気持ち悪くならないようにすることを優先しましょう。
つわりになったら、一刻も早く症状を和らげたいものです。そのためにも、手軽に食べられるものを常備しておくようにしましょう。日中はもちろん、夜間も空腹で気持ち悪くなる場合があるので、寝るときも食べやすいものを枕元に置いておくとよいでしょう。どうしても吐いてしまうという場合は、ジュースや果物など吐いても口の中に臭いや感触が残りにくいものを用意しておくのもポイントです。
食べづわりのときには、自分の食べられるものを用意して食べることが大切です。一般的には水分が多く冷たいものが食べやすいようです。具体的にはそうめんやフルーツトマトなどですが、スナック菓子が合うと言う人もいますから、自分の食べやすいものを見つけておきましょう。
つわりは、水分不足によって悪化する傾向にあります。妊娠中はいつもより水分を必要としていますので、水分補給をこまめにおこなうことも予防策として有効でしょう。また、食べづわりで吐いてしまう場合、塩分も一緒に排出されるので塩分もとる必要があります。水分補給に経口補水液を飲むのも良いでしょう。
「食べづわりがひどくて、何も食べられない」ということもあるかもしれません。そのようなときには、無理をして何かを食べることはありません。食べたいときに食べましょう。ただし、1日に10回以上吐く・水も飲めない・5㎏以上の体重減少などの症状がある場合は、早めに病院へ行き相談しましょう。
果物や野菜はヘルシーであり、食べづわりによい食品です。特に果物は果糖が含まれますから血糖値をあげる効果が期待できます。
おにぎりは手軽に食べられる代表格と言えるでしょう。小さいサイズににぎったものを冷凍しておけば、チンするだけで食べたいときに楽に食べることができます。
暑い季節であれば、ゼリーも食べづわりにおすすめです。ヨーグルトや果汁100%ジュースをアイストレーに入れて凍らせたり、寒天で固めておくと、小分けに食べられておすすめです。
汁物は具を工夫すれば、とても栄養豊富な食べ物になります。多めに作って小分けをして冷凍をすれば、つわりのときでもすぐに食べられます。
食べづわりは主に空腹のときに起きることが多いつわりです。対策としては、間食をして空腹になる時間を作らないこと、すぐに食べられるものを用意しておくなどが考えられます。つらいときもあると思いますが、一過性のものですから、無理をせずにやりすごしましょう。
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