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妊娠8ヶ月赤ちゃんの成長と妊婦さんの症状

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赤ちゃんの体や機能が完成に近づき、出産が間近に迫る妊娠8ヶ月。お母さんもお腹の重みや胎動を感じる機会が増え、体重も増加していきます。以下では妊娠8ヶ月の赤ちゃんと妊婦さんの状態について詳しく見ていきます。

妊娠8ヶ月の赤ちゃんの様子は?

妊娠8ヶ月にもなると赤ちゃんの体もだいぶ成形され、外に出ても生きてけるほどには機能も備わっています。子宮の大きさも妊娠8カ月の終わりには成長し、ずっしりとした重さを感じられるでしょう。お腹の中の赤ちゃんは積極的に動き回るので、胎動も感じられます。いつ生まれても不思議ではない段階なので、入院の準備をし始めておくのがおすすめです。

妊娠28週

胎児の心臓がきちんと働くようになる妊娠28週。超音波検査を通して、右心房、右心室、左心房、左心室がはっきり分かれているのが見てとれます。肺はまだ機能していませんが横隔膜は機能しているため、呼吸運動をしているのが分かるでしょう。

胎児の体を作り上げている色々な臓器は、誕生するためにお母さんのお腹の中で少しずつ働き方を覚えており、ときどきぴくぴくとした小刻みな胎動を感じることも。このぴくぴくとした小刻みな胎動はしゃっくりであり、横隔膜が痙攣している現象です。痙攣と聞くと心配になるかもしれませんが、胎動の種類の一つなので心配する必要はありません。

妊娠29週

妊娠29週目に入ると、赤ちゃんの胃や腸はほぼ完成し、ウンチもほんの少し作られるようになります。しかし、ウンチを誕生前にしてしまうと羊水が汚くなってしまうので出しません。飲み込んでしまったら危険なので、赤ちゃんは誕生するまで肛門を閉じています。ウンチの材料になるのは主に羊水にある小さい固形物で、胎脂やうぶ毛、はがれた皮膚のかけらなどがその一例です。

なお、この時期に作られるウンチは緑色がかっていて、胎便と呼ばれます。消化管から分泌される胆汁などと一緒になって溜まっていき、生まれた後に排泄されます。

妊娠30週

頭を下にした体制に落ち着き始める妊娠30週。胎児にとって妊娠30週にもなると子宮は狭くて窮屈です。そのようなとき、体の中でも大きい頭を骨盤の中に置くとゆとりがあり楽になります。胎児が頭位になるのは上記の理由からであり、理にかなった姿勢なのです。

妊娠31週

このころを境に胎児の体重は増加の一途を辿ります。皮下脂肪もつき始め、ふっくらした体つきになるでしょう。とはいえまだ顔には脂肪がついておらず、皺っぽい顔をしています。上記のような顔を医学用語で老人様顔貌(がんぼう)と呼びます。成長が遅いわけではないので、お母さんは不安にならなくて大丈夫です。

妊娠8ヶ月ママの様子

赤ちゃんは体が大きくなり、羊水内を自由に動き回るのが難しくなったため、身体の向きを変えられない分手足の曲げ伸ばしをすることが増えます。これは筋肉や神経が発達している証拠であり、胎動は強くなっていくでしょう。お母さんの中には、胎動が強いあまり夜眠れなかったリ、眠れたとしても浅い眠りしかできなかったりする人もいるかもしれません。

むくみやおなかの張りがでてくることがある

妊娠前と比較して、体重がおよそ数kg~数十kgほど増加する妊娠8ヶ月。妊娠8ヶ月は妊娠後期にあたり、お母さんのお腹は大きくなったことでむくみやすかったり張りやすかったりします。赤ちゃんの成長がどんどん進むので、お母さんの体重も増えやすいでしょう。赤ちゃんの成長を促すために、エネルギーの摂取は欠かせませんが、太りすぎは妊娠合併症を誘発する危険性を高めます。体調管理には引き続き注意を払うことが大切です。

尿漏れすることも…!

赤ちゃんが成長し、子宮が大きくなったお母さんは尿漏れをしてしまうことがあります。これは膀胱を子宮が圧迫するからであり、膀胱の収縮力が低くなっていることに起因しています。特にお腹に力を入れて排尿するお母さんは、産後でも尿漏れを引き起こしやすくなるので、できるだけ自然な排尿を心がけることが大切です。快適なマタニティライフを送るために、専用の吸水パッドなどを活用すると良いでしょう。

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