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「赤ちゃんができたかも…」と思ったら、まずは産婦人科に行って、妊娠しているかどうか、きちんと診断してもらうことになりますね。はじめての妊娠だと、いったいどこの病院がいいのか分からず、迷ってしまうはず…。
そんなあなたのために、産院選びのポイントをまとめました!
大きなおなかを抱えたり、赤ちゃんを連れたりして通院するのは大変ですよね。家から1時間以上かかるなど遠い産院では、陣痛が起こった時などに通院するのが大変です。次第に短くなる陣痛は、動くのも一苦労。妊婦さんによっては早いスピードで出産になってしまう事もありますから、迅速に対応できる距離の産院であることは大事です。
ただし出産は、人生の中でも一大イベント!できれば評判の良いステキな産婦人科で出産したいものです。自分で気に入った産院が多少遠くても、送迎サービスがあれば通いやすくなるはずですよ!
出産と一言にいっても、自然分娩をはじめ無痛分娩や、計画分娩、LDRなどさまざまな方法があります。基本である自然分娩はどの産院でも可能ですから問題ないですが、最近注目されている無痛分娩やLDRでの出産となると、対応している病院は限られてきます。
パパの立ち会い出産を希望しているなら、立ち会い可能かどうかも確認しておかないと、いざ出産が近づいたときに他の産院に移動することができずにあきらめなければいけない事も。また、立ち合い出産では事前に受けなくてはならない講習がありますので、パパが休める日に開催しているかどうかも調べておくと安心です。
出産する病院は、医療設備が整っている方が安心です。でも、いくら医療設備が整っていても、味気ない病室や食事では入院生活も退屈でつまらないものに。
産後の入院は4日~7日と長いですが、病気ではないので気持ちは元気なままです!出産を最高の思い出にするためにも、医療設備が充実しているかだけでなく、施設の雰囲気や部屋の設備の充実度、食事やエステなどもチェックしておくといいですよ。1週間近い入院生活の満足度がグッとあがるはずです!
産院によって出産方法や育児方法に対する方針が異なります。出産する妊婦さん本人や家族の意向などによって、産院の方針と合う・合わないが出てくる可能性があります。
母子同室なのか・別室なのか、母乳育児にこだわるのか・人工乳で良いのかなどの考え方が、自分の考えと一致しているかを調べましょう。
考えが一致していない場合は、ストレスになってしまいます。大切な赤ちゃんを産むなら、気持ち良い環境がベストですよね。「なぜ?」「これじゃいやだ!」と思わないような産院を選びましょう。
クチコミは、ある程度正確にスタッフ対応の良し悪しを示していると考えられます。気になる産院があったら、なるべくたくさんのクチコミに目を通しましょう。
よい病院は、医師や看護師だけでなく、他のスタッフの対応もきちんとしている場合が多いものです。病院全体の接遇について、クチコミをチェックしてみるとよいでしょう。
基礎疾患があり、妊娠中も疾患をコントロールしながらみていかなければならない場合や、逆子・前置胎盤などの異常妊娠である場合は、無事の出産と母子の健康維持のため、出産する場所が限られることがあります。
疾患をお持ちの方は主治医に、異常妊娠の場合は産科医に、状況を確認し出産場所を決定しましょう。
数年前と比べても、今の出産現場はいろいろと変わってきています。昔聞いた話だけでは、「こんなサービスもあったんだ!?」と驚くことも少なくありません。また、逆に思っていたのと違う印象を受ける事も。
産院のホームページには良い事しか紹介されていません。実際に体験したママの言葉は、サイトではわからなかった一面も見えてきますので、産院選びの参考に是非チェックしておきましょう。
産科の種類は、大きく分けて3つあります。
それぞれに特徴があるため、チェックしてみましょう。
ベッドが100床以上の病院が対象です。大学病院や公立病院、私立病院などがあります。総合病院は産科だけでなく、小児科や婦人科を始めとする他の診療科もあるため、持病をお持ちの妊婦さんや異常妊娠、赤ちゃんに異常が指摘されている場合などに適しています。
病院の規模にもよりますが、助産師による看護外来が設けられている施設もあり、細かい相談に乗ってもらえる場合もあります。
ただ最近は少子化により、総合病院でも産科がなくなったり、分娩の数を少なくしていることも。事前に産科の有無・分娩までできるか・分娩できるかどうかを、主治医に確認しておきましょう。
メリット
デメリット
ベッド数が10床未満の助産院。総合病院ほど妊婦さんがいるわけではないので、1人ひとりに充てる時間が長く、手厚いサポートが受けられます。
助産師の資格を持つ人が運営する産院で、医師は常駐していません。そのため医療行為ができず、リスクの少ない正常妊娠や、持病のない妊婦さんのみが対象となります。ほとんどの助産院が、どこかの産婦人科医院と提携しているので、分娩は医師に任せられます。
メリット
デメリット
個人経営のクリニックは、産婦人科医が院長として運営している病院または医院です。医師が常駐しており、分娩時の医療行為が可能です。
ベッドが総合病院よりは少ない20床未満で、入院している妊婦さんが多くありません。また、医師・スタッフの数も少ない分、初診から出産後まで同じ担当医に診てもらえることも可能です。
産科のみであることが多いので、持病のあるハイリスクな妊婦さんや全治胎盤などの異常妊娠のケースは、対応できない場合があります。
メリット
デメリット
3種類の産科を比較して、メリットとデメリットを挙げてみました。出産に対する考え方は人それぞれですが、出産を人生のイベントと考え、自分にも赤ちゃんにもよい環境で、ストレスなく過ごすことができることが一番ではないかと思います。
自宅から近いことや費用が安いことももちろん大切ですが、リスクのある妊娠や騒音などの落ち着かない環境の中で不安を抱えて過ごすより、リラックスした状態でよい思い出を作りたくはありませんか?
医療行為ができること、自分がお産のときに大切にしたいこと、環境が整っていて居心地が良いことを考えながらクリニックを決めてみましょう。
出産場所を選ぶときは、是非上記の点を考慮して考えてみてくださいね。
横浜市の先輩ママに聞いた!
分娩・産院の満足ポイント