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妊娠6ヶ月に入ると、胎児の成長が活発になり、妊婦さんらしい体つきになる頃です。本記事では、妊娠6ヶ月目の胎児の様子とお母さんの体や体調の変化、気を付けるポイントについて詳しく述べていきますので、しっかりと確認していきましょう。
妊娠20週に入るころには、足の骨がしっかりと形成されたり、筋肉がついたりしてきます。膝を中心にキックする動きが見られたり、前にくるっと回転したり、活発に動くようになるのが特徴。胎児はおなかの中でさまざまな動きを少しずつできるようになり、20週頃になるとすべての運動メニューをこなせるようになっていくのだそうです。
お母さんが感じる胎動は、「こんなに動けるようになったよ」という赤ちゃんからのサインでもあると言われています。胎児は豊富な羊水のおかげで力強く動けるようになっていきますが、お母さんからすると「臍帯が絡まってしまうのでは?」と心配になるかもしれません。臍帯の長さは個人差があり、長いと絡まりやすくなるともいわれていますが、胎児が動くとほどけることもあるのだそうです。
健診の時に、超音波検査で胎児の元気度や胎盤・臍帯の形や場所、働きなどを医師がチェックしていくので、健診をしっかりと受けるようにしましょう。
妊娠19~20週くらいまでは胎児の脳にはシワが見られず、ツルツルとした状態です。妊娠21週を過ぎするとシワができはじめ、脳の面積が大きくなったり、脳の働きを担う細胞の数が増加したりします。妊娠24週過ぎには、大脳新皮質という部分の形が完成し、28週になると、大人とほとんど同じ脳に近づき、機能も向上していくと言われているのです。
脳以外の器官もしっかりと成長し、手足もなめらかに動かせるようになると言われています。
男の子には精巣がついていて、女の子には卵巣がありますが、これらの器官のことを性腺(せいせん)と呼びます。妊娠22週に入ると、性腺が活発に発達。とくに精巣からはテストステロンと呼ばれる男性ホルモンが大量に分泌されるのが特徴。
この男性ホルモンの量が多いか、少ないかが性別に関与するとされています。テストステロンが多いと「男の子」、少ないと「女の子」と脳が認識します。
妊娠23週過ぎには、生え始めていた髪の毛がしっかりと生えたり、まつ毛や眉毛も生えてきたりすると言われています。閉じていたまぶたは上下に分離。ほとんどの妊婦さんが胎動がわかるようになり、胎児の位置がわかる場合もあります。胎動を感じるにつれて、母性が強まり、お母さんになる実感が湧いてきたという方も多くいます。健診時の超音波検査がさらに楽しみになってくることでしょう。
母体のおなかが前側にせり出してくるため、重心が前にきて背中や腰に痛みを感じる方もいます。子宮が大きくなった影響で横隔膜を押し上げ、心臓や肺が圧迫されやすくなり息苦しさを感じる方も。血液量が増えて、通常時より心臓に負荷がかかりやすくなるため、動悸や息切れにつながることもあるでしょう。
この時期から出産直前まで、太ももの付け根やふくらはぎがつりやすくなるなどの症状がみられることもあります。マタニティエアロビクスウォーキング、ヨガなど軽い運動を行うと、下肢の筋肉を強められるため、このような症状軽減につながっていきます。気になる症状がある場合、主治医に相談してみてください。
前述した通り、この時期から胎児はどんどん成長するため、よりお腹が出て妊婦さんらしい体つきになってきます。ゆったりしていて、おなか周りが楽な服装を心がけるようにしてください。体重管理をしっかりと行わなければいけない時期なので、こまめに体重測定を行ったり、食べ過ぎや塩分の摂り過ぎに気を付けるよう心がけましょう。
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