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赤ちゃんの寝かしつけのコツ

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赤ちゃんが寝ついてくれないと、「きちんと寝かしつけなくては」と焦ってしまいますよね。寝かしつけに悩む親たちが、さまざまな寝かしつけを試していることでしょう。赤ちゃんの睡眠時間と適切な環境、寝かしつけのコツを紹介します。参考にしてください。

赤ちゃんの適切な睡眠時間は?

赤ちゃんの睡眠時間は、成長のためにとても重要。成長ホルモンは睡眠中に分泌されます。「寝る子は育つ」の言葉通り、赤ちゃんにたっぷりの睡眠はかかせません。

では、どれくらいの時間眠れば良いか、目安を紹介します。

  • 生後1ヶ月までの新生児:16時間
  • 生後12ヶ月までの乳児:14~15時間
  • 1歳以上:12~13時間

夜間は10時間を目安に、19時から翌朝7時の間に睡眠を促すと良いでしょう。夜間の睡眠で不足している時間をお昼寝で補います。

  • 生後1ヶ月までの新生児:3時間ごと
  • 生後12ヶ月までの乳児:午前と午後に1回ずつ
  • 1歳以上:午後に1回

寝ては起きて、と繰り返しながら赤ちゃんは成長します。しかし、ここで紹介した時間は、あくまで目安です。個人差があるので、多少の差はあまり深く考えないでください。

大切なことは、赤ちゃんが眠りやすい環境を作ってあげることです。

寝かしつけるコツは?

寝かしつけ前の準備

寝かしつけるときは、その前に準備をすると、赤ちゃんが眠りに入りやすいです。赤ちゃんが気持ち良く眠れる環境を整えていきましょう。ポイントは、寝室の明るさ、室温、音。

寝ついたときの環境と寝ている途中で目が覚めたときの環境が異なっていると、赤ちゃんが驚いて、そのあと眠りづらくなると言われています。できるだけ、赤ちゃんが寝ている間は、同じ部屋の状態を維持すると良いでしょう。

ここでは、赤ちゃんが眠りやすい環境の作り方を紹介します。

赤ちゃんの寝室は真っ暗にする

赤ちゃんが寝るときは、部屋を暗くするのが基本です。できる限り、真っ暗にすると良いでしょう。

寝かしつける前に、照明を徐々に落としていきます。寝かしつける1時間前までを目安にしてください。

中には、暗くすると泣いてしまう子もいます。暗くなると不安になるので、泣いてしまう場合は、赤ちゃんも一緒に電気を消すのがオススメ。こうすることで、「電気を消したら寝る」という習慣がつきやすいです。

天井の常夜灯には注意してください。赤ちゃんは、一度見たものを見続けてしまうので、天井に明かりがあると、それを見つめて寝てくれなくなりがち。明るさが必要なら、赤ちゃんの目に入らない低い位置にナイトライトを置いてはいかがでしょうか。

部屋の温度を適温にする

眠りやすい環境のひとつに、室温があります。大人だって、暑すぎても寒すぎても眠れませんよね。赤ちゃんも同じです。

  • 夏:25度から17度
  • 冬:18度から20度

ちょうど良い室温は、これくらい。

空調で調整する家庭が多いかもしれませんが、赤ちゃんに空調の風邪が当たらないように気を付けてください。また、汗の様子も注意しましょう。暑すぎず寒すぎない快適な温度を保つことが大切です。

気をつけたいことは、着せすぎです。着せすぎて体に熱がこもってしまうと、SIDS(乳幼児突然死症候群)のリスクがあります。冬は大人の感覚でつい着せすぎてしまうので、特に注意してください。

音や映像を消しておく

音や映像は赤ちゃんの脳を大きく刺激します。眠れなくなるので、テレビやスマホは消しましょう。照明と同じで、寝かしつける1時間前には消しておきたいところです。

扉の向こうから差し込む光も赤ちゃんの目に入って刺激になります。できれば、赤ちゃんが寝る時間になったら、保護者も一緒に寝てしまうと良いでしょう。難しい場合は、赤ちゃんの寝室環境を赤ちゃんの目線で確認してください。

完全に無音にすれば良いということでもなく、小さなママとパパの話し声などは心地よく眠りを誘えるかもしれません。

そのほかの寝かしつけのコツ

寝室の環境を整えてもなかなか寝てくれないことはあります。ベッドに寝せた途端に起きるなんてことも。しかし、焦りは厳禁です。ここでは、寝かしつける準備が整った上で、赤ちゃんが寝やすい寝かしつけのコツを紹介します。

いろんな抱っこを試してみる

縦抱き、横抱き、スリングなど、いろんな抱っこを試してみると、赤ちゃんが寝やすい姿勢が見つかるかもしれません。抱っこ紐を使ってみるのも、良い案です。赤ちゃんがリラックスするのが大切なので、やさしく背中をトントンするのも良いでしょう。

おくるみ

低月齢の赤ちゃんに有効なのは、おくるみです。赤ちゃんは寝つくときに「びくっ」として起きてしまうモロー反射がありますが、おくるみしていると、そのモロー反射を防げます。

ママの声を聴かせる

子守歌など、ママの声を聴かせるのも有効です。全くの無音だと赤ちゃんは不安になるので、やさしいママの声がすると安心します。

他にも、手を握る、足をマッサージするなど、スキンシップも良い方法です。

音楽を聞かせる

赤ちゃんを寝かしつけるとき、刺激になる音はあらかじめ消しますが、やさしいヒーリング系の音楽を流すのは、逆に寝つきやすくなるかもしれません。音楽を流すときは、音は小さくしてください。

赤ちゃん用のオルゴールもあるので、試してみてはいかがでしょうか。ママとパパの話し声やホワイトノイズも、安心感を誘い寝つきやすくなることがあります。

赤ちゃんの寝かしつけは焦らずゆっくり付き合おう

寝かしつけは大変。時には、悩んでしまうかもしれません。しかし、焦ってしまうとその不安が赤ちゃんに伝わってしまい、かえって眠れなくなります。寝付きやすい方法は、赤ちゃんの性格やその日の気分によっても違うので、ゆっくり付き合うつもりで、色々と試してみてください。

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