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赤ちゃんの成長の過程として一人遊びがあります。どのようなものがあり、どのように見守っていけばよいのでしょうか。
もちろん個人差はありますが、一般的に五感が発達することで周りの世界に興味を持ちだす生後2~3か月頃から一人遊びが始まるといわれています。とはいっても最初は手足を動かしたり、モビールなど動くものを眺めたり、あるいはガラガラなど音の出るおもちゃで喜んだり、と「動」を感じるしぐさを見せるくらいでしょう。
やがてものが掴めるようになると、自分でおもちゃを手にしたり、口に入れようとしたり、と自ら行動を始めます。
生後6か月くらいから徐々に自分から「移動」できるようになるとますます興味の範囲が広がってきます。同時に手先も器用になり、握る、つまむなどの動作が楽しめる積み木遊びや砂場遊びを楽しむようになってきます。さらに成長すると大人の行動を真似する「ごっこ遊び」を一人で行うようになります。
大人の目線からだと「それはこう遊ぶのよ」「こうした方がうまくいくよ」などとついつい口出ししたくなるものですが、赤ちゃんの一人遊びはうまく遊ぶことを目的とするのではなく、実は試行錯誤や集中力、創造力など、大きくなってから必要とされる力を身につける機会なのです。やさしく見守ってあげましょう。
確かに一人遊びに夢中になっていると育児から少し解放されホッとしますが、ものを口に入れたり、移動して窓を開けようとしたりと、危険な行動をすることがあるため、赤ちゃんから目を離してはいけません。また、遊びを終えた赤ちゃんが家族とのコミュニケーションを求めた時にすぐ反応してあげることも大切です。それができる距離にいるようにしましょう。
赤ちゃんの一人遊びはその成長と共に形を変えていきます。そして見守ることで、親としても子の成長を実感することができるのです。是非貴重なこの時期を楽しみながら過ごして下さい。
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