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助産院とは?

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助産院とは

助産院とは、助産師が開業している施設。そして助産師とは、リスクのない正常出産の場合に産婦人科医と同じく分娩の介助ができる国家資格を持つ人のことで、60歳代以下は看護師の資格も持っています。産婦人科の嘱託医療機関・嘱託医と契約していないと施設の開業ができないので、必ず提携する機関がある職業です。

開業助産院では、陣痛促進剤、会陰切開などの医療行為は基本的には行いませんので、妊娠中毒症や合併症などがない、リスクのない妊産婦のみが出産できる施設です。助産院では、妊娠中に2回の血液検査を、助産院が提携している嘱託医のいる病院などで受けることになっており、妊娠中の経過で治療が必要になった場合は、嘱託医と助産師の双方で診察します。その結果、自然なお産が難しいという場合には、助産師が同行し、提携している病院へと搬送されます。

そんな助産院の大きな特徴は、自分の家のように居心地がよく家庭的で、リラックスしたムードでお産を迎えられることにあります。じっくりとゆっくり時間をかけて検診してくれますし、中にはマッサージなどをしてくれる助産院もあります。また、産前教室などが充実しているところも多く、産後は母子同室で、母乳のケアなども手厚く対応してくれます。出産はフリースタイルが基本で、陣痛中にはツボを押したりお灸をしたり、民間療法なども工夫されているところが多いです。

病院での出産と違いは?

助産院には医師がいないため、お産には助産師が対応し、医療行為は行ないません。

ママや赤ちゃんが健康で元気な場合は助産院で産むことができます。助産院では家庭的な雰囲気のなか家族に寄り添ったサポートを受けられるので、希望に沿ったオーダーメイド感覚の出産を叶えることができるでしょう。

一方、病院には産婦人科の医師が24時間365日常駐しており、必要に応じて医療行為も行います。たとえば合併症の治療や管理が必要な方は病院で出産する方が安心です。新生児科医や小児科医が常駐していれば、赤ちゃんになにかあったときにもすぐに対応してもらえます。

母子ともに健康な場合で、病院か助産院のどちらで出産しようかと迷ったときは、「通院できる範囲か」「お産の時に間に合う場所であるか」を考えましょう。また、安心して頼れる医者や助産師がいるかどうかも重要なポイントです。

助産院で出産するメリット

病院での出産は分娩台でするのが基本ですが、助産院では、布団や畳の上などで、立ったりしゃがんだり寝転んだり、好きな体勢で分娩することができますし、日頃から妊婦検診などで信頼関係が構築されている助産師が、陣痛から出産までをつきっきりでサポートしてくれますので、とても安心感があります。

夫や子供、親なども一緒に妊婦検診を受けられる助産院が多く、出産する前から、家族全員で赤ちゃんを迎える気持ちを育てられるのも大きなメリット。そして出産時にも家族が立ち会うことができるので、みんなで赤ちゃんの誕生の瞬間の幸せを分かち合うことができます。コロナ禍の中、感染予防として立ち合いや面会ができない病院が多いのですが、助産院ならそのような制限少ないかもしれません。

また、助産師がとても親身になって対応してくれることもメリットの一つ。特に陣痛中は一人だと不安で仕方ないですが、大きな病院とは違い、助産師がずっと腰をさすってくれたり、気を紛らわすために話し相手になってくれたりしますので、とても心強いと感じる人が多いです。

助産院で出産するデメリット

助産院は病院のような設備がありませんし、助産師は医師ではありませんので、できる行為が限られることがデメリットと言えます。リスクのない妊婦さんと赤ちゃんであっても、その時にならないと何が起こるか分からないのが出産です。出産時に万が一トラブルが起きても安心できるよう、その助産院が提携している病院がどこなのかを事前に聞いておくと安心できます。

また、助産院では希望する誰もが出産できるというわけではありません。助産院で出産するためには、正常な妊婦さんと正常な新生児という条件があり、これは法律で決められているのです。

助産院での出産を希望していたとしても、助産院で出産できるかは最後まで分かりません。37週を過ぎていることや、予定日を過ぎていないこと、赤ちゃんが大きすぎても小さすぎても駄目などの決まりごとがたくさんあります。普通の病院で出産するなら気にしなくていいことも、一つ一つ確認が必要です。

助産院で出産した人の声

病院での出産でよく行われる陣痛促進剤などを使わずに、自然に出産したかったから。出産は、自然な方法で進めることができて、医療的処置は一切なくて済んだことが一番よかった。出産後すぐに、赤ちゃんとの同室育児が始まるので、産後数日は特に睡眠不足で大変だった。

マイナビニュースより抜粋:https://news.mynavi.jp/article/20170410-a222/

初めは助産院に入っていたものの、高齢出産で総合病院での出産となりました。助産院では、メンタルも含めてきめ細かいケアをしていただきました。

マイナビニュースより抜粋:https://news.mynavi.jp/article/20170410-a222/

助産院は費用が安く、出産後の相談が気軽にできた。

マイナビニュースより抜粋:https://news.mynavi.jp/article/20170410-a222/

上の子どもも一緒に入院させてもらうことができ、寂しい思いをさせなくてすんだ。

マイナビニュースより抜粋:https://news.mynavi.jp/article/20170410-a222/

妊婦さんのお腹に手を当てて、赤ちゃんとお話ができる助産師さんがいます。私も2人目妊娠中にやっとの思いで産休に入ったけど、上の子のお世話、やる事がたくさんでゆっくりできず、精神的にも肉体的にも疲れていたときに赤ちゃんの声を聞いてくれました。予定日超えたけどなかなか生まれてこないときなどに、赤ちゃんの思いを聞いてあげているようです。

晴れ時々ママ日和より抜粋:https://mihimarublog.com/fanbirth/

健診は助産師さん1人が固定でなく、そのときにいる助産師さんが担当します。病院とは違って少人数なので、みなさんが私(妊婦さん)のことを覚えてくれるので安心で嬉しいです。助産師さんは個性豊かですが、優しい中にも厳しさがある点は共通しています。

晴れ時々ママ日和より抜粋:https://mihimarublog.com/fanbirth/

助産院の選び方

助産院では、きめ細やかで親身になって対応してくれる助産師がいますので、アットホームで家庭的な雰囲気の中、サポートしてもらいながら出産できます。また、出産時の家族の立ち合いが可能で、どんな体勢でも好きな形で出産できます。助産院で出産するには数々の決め事がありますが、もし何か起こった場合でも、その助産院が提携している病院との連携があるので、万が一の時も安心です。さらに、出産後のケアも充実していて、母乳などのケアも丁寧に対応してくれるところがポイントですね。

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