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妊娠すると、体内では「リラキシン」というホルモンが分泌されます(※)。リラキシンには出産に備えて骨盤周りの靭帯や筋肉を緩める働きがあり、この影響で骨盤が不安定になりやすくなります。その結果、腰痛や恥骨痛といった症状が現れることがあります。
初めての妊娠では体の変化に戸惑うことも多く、歩行時や寝返りを打つ際の痛みがつらいと感じる妊婦さんも少なくありません。横浜市周辺など坂道や段差が多いエリアにお住まいの場合は、さらに負担を感じやすいかもしれません。
骨盤ベルトには主に2つの効果が期待できます。1つ目は、緩んだ骨盤を外側からサポートすることで、腰痛や恥骨痛の予防・軽減につなげられる点です。2つ目は、妊娠中から骨盤の位置を外側から支え・安定させておくことで、産後の体型回復をサポートできる点です。
お腹が大きくなるにつれて骨盤への負担は増していくため、早めに骨盤ベルトの使用を検討してみましょう。
骨盤ベルトは、妊娠がわかった時点から使用を始めることができます。ただし、実際には妊娠中期(5ヶ月頃)からお腹が目立ち始めるタイミングで使い始める方が多いです(※1)。
使用期間の目安としては、産後2ヶ月程度まで続けることを推奨されています(※2)。出産で大きく開いた骨盤は半年ほどかけて徐々に閉じていきますが、妊娠中に筋力が低下していると自然に元の位置に戻りにくくなります(※3)。
そのため、靭帯がまだ柔らかく骨盤が戻りやすい産後2ヶ月頃までは、ベルトを着用して回復をサポートすることが推奨されています(※4)。
なお、つわりの時期など体調がすぐれないときは無理に着用する必要はありません。体調に合わせて使用を調整しましょう。
※1参照元:湘南カイロ鎌倉整体院(https://www.kamakura-shonanchiro.net/pregnancy-pelvis-belt/)
※2参照元:順天堂大学医学部附属静岡病院/こうのとりくらぶ-vol.46-6p【PDF】(https://www.hosp-shizuoka.juntendo.ac.jp/pdf/pr/magazine/kounotori/2017_summer.pdf)
※3参照元:ステムセル研究所(https://stemcell.co.jp/column/妊婦さんは骨盤ベルトをした方が良いの?/)
※4参照元:荏原整体院・接骨院 蒲田院(https://ebara-sekkotsuin.jp/sango-pelvic-belt/)
骨盤ベルトには主に4つの種類があります。それぞれの特徴を理解し、ご自身の症状やライフスタイルに合ったものを選びましょう。
サイズを選ぶ際は、ウエストではなくヒップサイズ(骨盤周り)を基準にすることがポイントです。妊娠中は体型が変化しやすいため、調整幅のある製品を選ぶと長く使用できます。
骨盤ベルトは、大転子(太ももの外側の出っ張り)・仙骨(お尻の中央の骨)・恥骨結合を通るラインに装着するのが正しい位置です。お尻側はしっかりめに、お腹側は手のひらが入る程度の余裕を持たせて巻きましょう。
お腹に直接巻かないよう注意してください。締め付けが強すぎると血行不良や皮膚トラブルの原因になることがあります。就寝時の着用は可能ですが、苦しさを感じる場合は外して休みましょう。医師によっては就寝時の取り外しを推奨している場合もありますので、まずは主治医に相談することをおすすめします。
骨盤ベルトは、妊娠初期から産後まで活用できる妊婦さんにとって心強いアイテムです。ご自身の症状やライフスタイルに合った種類を選び、正しい位置と適切な強さで装着することが大切です。使用しても痛みが改善しない場合は、かかりつけの医師や専門家に早めに相談しましょう。
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