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妊娠12Wの壁とは?

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妊娠12週目、4か月目頃になると、9週目頃にピークになると言われるつわりの症状も落ち着いて、9週目の壁ともいわれる流産の確率もぐっと低くなる頃です。それなのに何故、「妊娠12wの壁」と言われるのでしょうか。ここでは、12週目頃に妊婦さんの身体や、赤ちゃんに起きている変化や出来事についてまとめています。

流産は12週目までに起こるのがほとんど

流産の確率は、妊娠週別だと高い方から、まず「妊娠9wの壁」を含む8~12週が34~48%、次いで5~7週が22~44%、そして「妊娠12wの壁」を含む13~16週が6~9%と言われています。

流産のうち、妊娠12週目までに起こるものを「前期流産」、12週以降から22週未満に起こるものを「後期流産」といいますが、前期流産は流産の約8割以上を占めているとされています。前期流産に比べ、後期流産の確率はかなり低いことが分かります。

参照元:こそだてハックby ninaru_【妊娠12週の壁】とは?流産の確率と関係があるの? (https://192abc.com/406814)

妊娠12週目で流産してしまう原因

それでは、妊娠12週目で流産してしまう場合の原因は何なのでしょうか。これは、「妊娠9wの壁」の原因と同じく、赤ちゃんの染色体の異常や遺伝子病がほとんどであるとされています。赤ちゃん側の因子に妊娠した時から異常があった、つまり遺伝子レベルで流産する、大きくなれないことが決まっていて、自然淘汰されたということです。妊婦さんの生活に起因するものではありません。

12週目以降22週目未満の後期流産は、早期流産に比べ母体が原因のものが増えてくるので、パートナーや産婦人科医と協力して、気を付けていきましょう。

妊娠12週目の赤ちゃんの様子

妊娠12週目の赤ちゃんは、人間にとって重要な器官を作る「器官形成期」を過ぎて、消化器官などもほぼできあがった頃。手足ができたり、皮膚や爪もつくられていき、どんどん人間らしくなっていきます。自発運動も始まるため、エコー検査では赤ちゃんの人間らしい様子、あくびをするようなそぶりやおしっこをする様子なども確認できるようになっていきます。外見上の性別がわかるようになるのもこの頃からです。

検診の度に赤ちゃんの成長がその姿や数値から見えて、わくわくと心躍る時期でもあるでしょう。

妊娠12週目のママの身体

妊娠12週目の妊婦さんの身体は、お腹がだんだん膨らんできたころ。お腹の中では胎盤が形成される頃で、これがしっかりと出来上がり、胎盤からも妊娠に必要なホルモンが分泌できるようになると、ホルモンバランスが安定していきます。基礎体温もだんだんと下がり、熱っぽさを感じていた人もだんだんと楽になり、つわりの症状も落ち着いてきます。ただ、つわりの期間には個人差もあり、長引く人は16週目頃まで辛さを感じる人も。

妊娠12週目を過ぎると、それまでとはまた違った症状が出てくる人も。例えば、つわりの症状が落ち着いたために食欲が出て、体重が増加したり(急激な増加をしないように注意しましょう)、子宮が大きくなるのに伴って膀胱が刺激され、頻繁に尿意を感じるようになったり、膣内に細菌を入れないようにするためおりものの量が増えたりなどです。どれも妊娠に必要なことですが、不安を感じたら産婦人科医に相談しましょう。安心して赤ちゃんを育めることが一番です。

まとめ

妊娠12週目も、着々と妊婦さんの身体や赤ちゃんの身体が変化していきます。変化には不安が伴いますが、SNSなどで調べすぎることはさらに不安を募らせてしまうことになりかねません。その不安が体調不良に繋がることもありますから、落ち着いて、無理をせず、変化に寄り添いましょう。

また、先述の通り、「妊娠12wの壁」のこの時期に流産が起こったとしても、それは妊婦さんの生活に起因するものではないことがほとんどです。まずはご自身の心身の健康に留意し、出来るだけ楽しく過ごすことを心掛けていきましょう。

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