無痛分娩とは、出産の痛みを和らげる分娩方法です。横浜市で無痛分娩ができるおすすめの産院をご紹介します!無痛分娩のメリットや、産院を選ぶ際の注意点も要チェック。
無痛分娩をおこなう場合は、病院の都合に合わせておこなうことがほとんど。麻酔科医の人手が整う日時に陣痛が起こるように、促進剤を投与されて計画出産をおこなうケースが多くあります。
つまり、麻酔科の先生が限られた日しか勤務していない病院だと、おのずと赤ちゃんの誕生日=先生の出勤日から選ぶ、という現実的な選択方法になってしまいます…。
「無痛分娩をしたいけれど、できれば自然に陣痛が来てから産みたい…」と希望しているなら、麻酔科医が常勤している産院を探すのがいいでしょう!
麻酔科医が常にいてくれれば、出産日時を気にする必要はありません。いつ陣痛がきても無痛分娩で対応してもらえるでしょう。
無痛分娩でお願いしていたのに、陣痛がきたときに麻酔科医が不在で普通分娩にされてしまう…なんてことも防げるはず!
病院や麻酔科医の都合に振り回さてしまいがちな無痛分娩。そこで、専属の麻酔科医がいる病院をピックアップしてみました!どこも無痛分娩に力を入れている病院ばかりです。
麻酔科医が常駐で24時間365日無痛分娩OK
麻酔科の先生がいつでも在籍し、曜日や時間の縛りなく無痛分娩ができます。日時を指定されてしまう病院もありますが、聖マリアクリニックでは妊婦さんの自然な陣痛に合わせてくれます!もちろん先生は、産科に精通した麻酔科医です。腹腔鏡手術・子宮外妊娠の対応も整ている産院なので、医療設備面でも心配ないですね。
150,000円
無痛分娩以外に、計画分娩・帝王切開などあらゆる出産方法に対応。助産師さんの人数が多いのでコミュニケーションもとりやすく、お産に関する不安もゆっくり相談できるはず!
出産後の入院はすべてオシャレで可愛らしい個室。プロエステティシャンによる産後エステのプレゼントや、一流ホテル出身シェフによる食事など、ホテルに滞在しているかのように快適な時間を過ごすことができます。
名誉院長が麻酔科指導医としてリード
新横浜母と子の病院では、おこなわれる出産の約30%が無痛分娩です!これは決して少なくない実績と言えるでしょう。名誉院長が麻酔科指導医というだけあり、無痛分娩に力を入れています。
麻酔は2種類用意しており、妊婦さんから希望を出すのもOK。もし無痛分娩の途中で緊急帝王切開となってしまった場合には、無痛分娩にかかる料金が50%割引になるそうです。
施術・管理費用…180,000円
出産後に入院するお部屋は3種類。アロマポットの無料貸し出しをおこなっているLDRは、ライトと香りで心と体をリラックスさせてくれます。
フルコースのお祝い善やバイキング形式の食事、リラクゼーション教室やサークルなど、ママさん同士のふれあいの場も多く、ナイーブになりがちなお産の時期を、楽しく過ごせるでしょう。
麻酔科医でもある婦人科部長による計画分娩
東條ウィメンズホスピタルでは、分娩予定日をあらかじめ決めて、前日から入院。いわゆる計画無痛分娩です。陣痛促進剤などで分娩を促し、軽い全身麻酔もしくは硬膜外麻酔を、妊婦さんの状態に合わせて使用します。陣痛を起こす日数分があるため、自然分娩よりも入院日数は長め。
120,000円
最寄駅からはシャトルバスが運行しているので、駅からの移動も楽ちん。入院するお部屋は個室と大部屋の2種類で、アロマトリートメントが無料で受けられるという嬉しいサービスも!
退院時には足型・写真付きアルバムをはじめ、おくるみ・スタイなど、ちょっとしたプレゼントがたくさんあります。
このサイトでご紹介した横浜市内の産婦人科のうち、無痛分娩に対応している産院は以下の通りです。
無痛分娩に使用される麻酔は痛みを和らげるのが大きなメリットだと言えます。また、出産後の陰部の縫合の際にも痛みがありません。また、緊急帝王切開が必要になった場合、速く手術に移れるのもメリットの1つだと言えます。個人差はありますが、無痛分娩での出産後は回復も早い傾向にあるようです。
痛みの軽減と言う点に関して大きなメリットがある無痛分娩ですが、気になる点もいくつかあります。
無痛分娩といっても、まったく出産の痛みがなくなるわけではありません。
そもそも無痛分娩とは、陣痛の際に感じる痛みを、麻酔を使って緩和する出産方法。子宮口が5㎝ぐらい開いたら、脊髄の横にある硬膜外という部分に、背中から細いチューブで局所麻酔を注入し、下半身の感覚を鈍くするだけなのです。
ですから、赤ちゃんが降りてくる感じや、いきむ感覚はしっかりと感じることができます
ただ、陣痛が弱まってしまい、鉗子などを用いた吸引分娩になるケースも少なくありません。
いきむ力が少し弱まることもあり、自然分娩より時間がかかってしまうこともあるようです。
無痛分娩では麻酔を使いますが、これは麻酔専門医が細心の注意をはらっておこないますので、そうそう母体と赤ちゃんに悪影響が出ることはありません。
ただ、痛みを抑える効果が出てくるのと同時に、何らかの症状が体へ出ることはあります。
これらの症状が挙げられます。
麻酔科医はロボットではなく人なので、残念ながら極まれに不具合を起こしてしまうことも。
これらは痛み止めなど、比較的軽い処置で対応ができます。
こういったケースは、早急な処置が必要になります。
いずれも稀におこるものなので、そう心配することはありません。余計な不安を感じないためにも、実績豊富な麻酔科医が在籍する病院を選ぶようにするといいですね。
※参考 勝間和代のクロストーク編 日本産科麻酔学会監修『無痛分娩のすすめ』毎日新聞出版
出産時の痛みを麻酔薬で和らげる無痛分娩で用いられる麻酔は2種類あります。
「硬膜外麻酔」と「脊髄くも膜下麻酔」です。
無痛分娩を行う医療機関のほぼ全てが、この方法を実施しているといわれる硬膜外麻酔。硬膜外腔と呼ばれる背骨の脊髄付近にチューブを入れて麻酔薬を投与することで、痛みを脳に伝える知覚神経を麻痺させる方法で、無痛分娩のときのみに用いられる方法ではなく、手術や手術後の痛み止めの目的で日常的に使われている方法でもあり、シングルカテーテル法とダブルカテーテル法の2つがあります。
脊髄くも膜下麻酔は「脊椎麻酔」や「腰椎麻酔」とも呼ばれ、帝王切開ではもっともよく用いられる麻酔の方法です。この方法は、背中の腰のあたりから脊髄くも膜下腔という場所に細い針を入れ、そこから麻酔薬を注入します。注入後、約1〜2分で痛みがなくなり1〜1時間半ほどで麻酔効果は薄れます。
無痛分娩は、陣痛が始まってから麻酔を行う場合と、入院する日を決めて陣痛が始まる前に麻酔を行う方法があります。
産院によって多少の違いはあると思いますが、ここでは、あらかじめご入院して陣痛が始まる前に麻酔を行う方法についての大まかな流れをご紹介しています。
予定の前日に入院します。入院日は妊娠37週以降、初産婦は分娩予定日の約1週間前、経産婦は約2週間前が目安になります。
超音波などで診断し、ラミナリアやバルーン(ミニメトロ)を使って子宮口を柔らかくして広げる処置を行います。個人差がありますが子宮の出口を広げるのに1~2晩かかります。
入院当日または翌日の分娩当日の朝、陣痛が進んでからでは辛いので、麻酔を注入するためのカテーテルを背中に入れ子宮口が4~5cmに開くまで待ち、子宮口が充分開いた状態になったら陣痛促進剤の投与を開始し、規則的な陣痛が強くなれば硬膜外麻酔を始めます。
子宮口が全開になったら分娩室へ移動し、会陰部の近くにも麻酔を追加します。
麻酔効果で痛みが弱くても、 陣痛はおなかの張りとして実感できるので、普通分娩と同じように陣痛に合わせて自分でいきんで出産します。赤ちゃんが通る感覚もあります。また、麻酔効果で痛みがない場合、いきむタイミングが分からないとか、上手にいきめないなどの状況もあると思いますが、医師や助産師が手伝いますので心配ありません。
分娩時にできた傷の処置をして、硬膜外チューブを取ります。出産が終わっても麻酔が切れるまでには数時間かかります。麻酔薬の効果が無くなると、傷の痛みや後陣痛の痛みは感じますが、我慢できない場合は通常の痛み止めが処方されることが多いようです。
横浜市の先輩ママに聞いた!
分娩・産院の満足ポイント