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出生届けを提出する場合に気を付けるべきこと、知っておきたいことをまとめました。出産する前に夫婦でしっかりと情報を共有し、誰がどこに出すべきかの役割分担をしておくと良いでしょう。
出生届けはその名の通り、赤ちゃんが生まれたことを国に伝えるための書類です。戸籍に登録するための書類なので、しっかりと忘れずに提出する必要があります。出生届を管轄する場所は出産地です。里帰り出産を行う場合やシングルマザーの場合によって書き方や提出方法が少し異なるので注意して下さい。
出生届けは誰が提出するのが良いのでしょうか。実は、お父さんが提出するケースが多いようです。出産直後のお母さんは病院に入院していることが多く、その間にお父さんが役所に書類を提出するパターンが多いのです。申請自体は、実は親でなくてもできます。法律によると、母、父、同居者、出産に立ち会った医師・助産師等と記載されており、関係者であれば提出ができるようです。特別な事情を除いて、家族が提出するケースがほとんどです。
出生届けを提出する先はどこになるのでしょうか。出生届けは国に対して赤ちゃんが生まれたことを登録するための書類なので、赤ちゃんの出生地や本籍地、または届け出する人の所在地の市役所、区役所、町村役場が提出先となります。出産前後で色々な資料を提出しなくてはならないので、混乱しがちですが、しっかりと把握しておきましょう。特に、里帰り出産などで普段住んでいる場所とは異なる場所で出産する場合は勝手がわからないことも多いです。夫婦、家族で話し合っておくとバタバタせずに済むでしょう。
赤ちゃんが生まれてすぐに提出することが多い出生届けですが、実は提出期限があります。出生の日から14日以内という風に決まっています。出生届けがないと申請できない補助金などもあるので、しっかりと忘れずに提出しましょう。特に、第二子以降の場合は忘れてしまうといったケースもあるようです。国外で出産をした場合は、出生後14日以内という期限は適用されません。3か月以内という形になります。国外で出産の場合は、日本国籍を取得できるかどうかに関わってくるので、しっかりと提出するようにしましょう。
出生届けにはどういった書類が必要となるのでしょうか。これは至ってシンプルです。まずは、出生証明書です。医師か助産師が記入したものが必要となるので、忘れずに記入してもらいましょう。また、届出を行う人の印鑑も必要となります。予め誰が提出に行くのかを決めておき、印鑑も揃えておきましょう。母子健康手帳も必要となります。後日でも良いのですが、出生証明の記録を残す必要があるため、書類の提出時に持参すると手間が省けて良いでしょう。
届出を出す日や問題点について説明します。知っておかないとすんなりと受理されないなどの問題が起こる可能性があるため、確認しましょう。
役所に書類を提出しても、必要書類に不備がある場合や、他の市町村に問い合わせが必要な記載事項がある場合は、提出先の役所で預かり扱いになります。他の市町村への問い合わせをすぐに行うことができれば問題ありませんが、問い合わせ先が閉まっている場合などは預かり扱いになることがあります。しかしながら、問い合わせ先が開いてから確認を取り、問題ないようであれば、提出した日にさかのぼって受理されるので、期限についても問題ありません。
赤ちゃんの名前には使えない文字もあるというのをご存知でしょうか。人の名前には、常用漢字、人名用漢字、カタカナ、ひらがなの4種類しか用いることができません。最近では名前の幅も広がり、様々な漢字が使われていますが、常用漢字・人名用漢字でないものは使う事ができないため、出生届けは受理されません。事前にしっかりと確認しておきましょう。
出生届けには費用は全くかかりません。特に新しく発行される書類もないので、手数料はかからないのです。その代わり、母子手帳には出生証明欄に記載がされることになります。忘れずに持参するようにしましょう。
出生届けと出生証明書の違いは何でしょうか。出生届けとは、赤ちゃんが生まれた際に役所に提出する書類のことです。そして、出生証明書とは、出産に関わった医師や助産師が、赤ちゃんが生まれたことを証明する書類のことです。どちらも役所に提出するものではありますが、記入者が異なります。
里帰り出産の場合、普段生活している居住地とは異なる場所での出産となるので、出生届けの提出先も住民票のある市町村の役所ではありません。出産した場所の役所が提出先となります。出産育児一時金の申請などは住民票のある役所での手続きとなるので、代理人に申請をお願いする必要があります。
シングルマザーが出生届けを提出する場合も少し特殊です。出生届けを提出するのは母親ということになります。また、母親の戸籍に入ることになるため、父親の姓を名乗ることができません。非嫡出子となり、父親の欄は空欄となります。父親の姓を名乗りたい場合は子供が父親の戸籍に入る必要があり、認知の問題が出てきます。
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