公開日: |更新日:
妊娠中は赤ちゃんとママ2人分の栄養が必要になります。普段の食事に補食としておやつを食べることも大切です。ここでは、妊娠中におすすめのおやつについて紹介します。
寒天は「テングサ」という海藻からつくった食品で、非常に食物繊維が豊富です。実に80%以上が繊維と言われていて、便秘などの改善が期待できます。寒天自体はほぼ味がありませんので、蜜などで味付けをしてゼリーのように食べると良いでしょう。
ヨーグルトは乳酸菌の働きで腸内環境を整えてくれます。便秘の改善や免疫力の向上も期待できます。カルシウムやたんぱく質もとれます。無糖タイプもありますから、自分で糖分などを調整しながら食べてみましょう。白砂糖の代わりにオリゴ糖を加えるのも良いでしょう。
ナッツ類には、葉酸やビタミン類が多く含まれています。小魚とアーモンド入りの商品もカルシウムが摂れてよいと思います。ただしナッツ類は脂質が多いので、少量にとどめておきましょう。
レーズンは鉄分が豊富な食品です。鉄分は赤ちゃんの血液に必要なだけではなく、お母さんの貧血対策にも役立ちます。また、食物繊維も豊富に含まれていますから腸内環境の改善も期待できるでしょう。レーズンを選ぶポイントとしては、砂糖不使用タイプがおすすめです。
ナッツの項でも触れましたが、小魚も妊婦さんのおやつとしては適しています。カルシウムが豊富で赤ちゃんの栄養になるからです。さまざまな小魚スナックがありますから、自分の好みを探すのも楽しいですね。
妊娠中もおやつは楽しめますが、1日のおやつの量は200kcal以下に抑える必要があります。ただし、妊娠前の体重や妊娠中の体重増加量によっては、より少ない量で調整しなければならない場合もあります。かかりつけの先生に相談するとよいでしょう。
例えばおせんべいやクッキーなどのお菓子は、袋を開けるとすべて食べてしまうこともあるでしょう。しかし、それでは絶対に食べすぎです。それを防止するには小分けにするのがおすすめ。1回に食べる分を小袋に分けて、食べる時間や量を決めておきましょう。
小分けにするのと同じ効果ですが、スナック菓子は適量をお皿に出して食べることで、量を調節することができます。
人工甘味料入りのお菓子は低カロリーを謳うものもありますが、おやつとしては血糖値が上昇しないためつい、ほかのものを食べてしまうこともあるので、注意が必要です。また、赤ちゃんにどのような影響があるのか、はっきりとわかっていないこともあります。
体重の増加は、高血圧や血栓による循環器系の病気など、さまざまな病気を招きやすくなります。また、妊娠中は血糖値が高くなることもあるので、このような面からも食べすぎには注意です。
妊娠中もおやつを楽しむことはできますが、なるべくご紹介したようなヘルシー食材を使用して工夫をしてください。食べ過ぎは、お母さんだけでなく、赤ちゃんの健康にも影響が出てしまうかもしれません。
横浜市の先輩ママに聞いた!
分娩・産院の満足ポイント