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お腹にいる赤ちゃんは時間の経過につれてだんだん成長していきます。それに合わせて、お母さんの体も大きく変化していきます。
そのため、妊娠から経過した期間によって、赤ちゃんやお母さんの体がどのように変化していくかを知ることは、妊娠から出産までを健康に過ごすために非常に重要なのです。ここでは、妊娠2ヶ月時点の赤ちゃんやお母さんの体の状態について見ていきましょう。
妊娠2ヶ月時点では、まだ赤ちゃんははっきりとした人間の姿はしていません。この段階の赤ちゃんの姿は、長い尾やエラのような器官があり、どちらかと言うとまだ魚に近い体をしています。赤ちゃんは、受精卵の状態から魚類、両生類、爬虫類、哺乳類、そしてヒトというように、進化の過程をたどって成長していくのです。
妊娠5週から11週までは「器官形成期」と呼ばれる時期で、名前の通り赤ちゃんの体にさまざまな器官の原型が形成されていきます。
その器官形成期のスタート地点である妊娠5週に作られ始めるのは、心臓や脳といった重要な器官です。特に心臓は早い段階でその形を形成していき、右心室、右心房、左心室、左心房ができて完全な心臓の形になる前に拍動し始めます。
この段階の赤ちゃんは、「胎芽」と呼ばれる状態で、まだはっきりと人間の形をしていません。胎芽のそばには「卵黄嚢」という器官があります。これは胎芽に与えるための栄養が詰まった袋で、いわば赤ちゃんのためのお弁当箱のようなものです。
妊娠6週になると、手足や目、耳の原型ができ始めます。しかし、この時点ではいずれの器官もまだ完全な形にはなっておらず、手足は棒状、目や耳もくぼみのような段階です。
また、妊娠6週になるとエコー検査などで赤ちゃんの鼓動を確認できるようになります。ただし、心音が確認できるようになる時期には個人差があるので、はっきり聞こえなくてもあまり心配することはありません。
妊娠7週ともなると、赤ちゃんの形は大きく変わって2等身になっていきます。妊娠初期にあった魚のエラやしっぽのようなものはなくなり、脳や脊髄の神経細胞の約80%が作られていくのもこの時期です。さらに、目や耳といった感覚器官も急速に発達し胎盤や臍帯のもとになる組織の成長していきます。羊水が子宮内にたまり始めるのもこの時期です。
参照元:ムーニー(https://jp.moony.com/ja/tips/pregnancy/pregnancy/hyakka/pt0031.html)
妊娠2ヶ月目に入ると、お母さんの体には妊娠を知らせるたくさんの変化が起こり始めます。その代表的なものが生理が止まることです。生理周期が規則的な人の場合、生理の周期が1週間以上遅れ始めたら妊娠と判断していいでしょう。しかし、生理の遅れは精神的なストレスなどの要因でも起こるので、生理の遅れ=確実な妊娠というわけではありません。
生理と並んで大きな変化が起こるのが基礎体温です。妊娠2ヶ月目になると基礎体温が上がってきます。そして、高温が3日以上続いた場合は排卵が行われたと見ていいでしょう。さらにそこから高温の状態が15日以上(排卵期を含めて18日以上)継続した場合は妊娠しているものと判断できます。
つわりが始まる時期には個人差がありますが、早い人は妊娠5~6週ごろから始まることがあります。つわりは別名「モーニングシックネス」との呼ばれており、名前の通り起床直後の空腹感がある時間帯に強い吐き気を覚えるのが特徴です。
参照元:ムーニー(https://jp.moony.com/ja/tips/pregnancy/pregnancy/hyakka/pt0031.html)
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