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おむつ自動販売機

公開日: |最終更新日時:

おむつ自動販売機とは?

ウェルカムベビープロジェクトの一環として生まれた自販機

2016年4月に横浜市戸塚区において、NPO法人こまちぷらすとヤマト運輸株式会社神奈川主管支店によって協同で立ち上げられた、この世界に生まれてくる赤ちゃんを歓迎するために活動する民間プロジェクトが、ウェルカムベビープロジェクトです。

そして、ウェルカムベビープロジェクト事務局が、大手飲料メーカーである東京キリンビバレッジサービス(株)と花王株式会社生活者研究センターの協力により、「飲料用自動販売機で紙おむつを購入できるように」という試みとして運用を開始したのが、「ウェルカムベビープロジェクト おむつ自動販売機」です。

第1号機は、2017年3月に横浜市戸塚区にあるショッピングモール「イオンスタイル東戸塚」内に設置されて、それ以来、民間の商業施設や自治体など、横浜から全国各地へと広がっています。

飲料だけでなくおむつも購入できる

おむつ自動販売機(おむつ自販機)の大きな特徴は、おむつ専用の自販機を設置するのでなく、ごく普通の飲料用自動販売機で、おむつも購入できるように開発されたという点でしょう。

そのため、出先で急におむつが必要になった人にとってだけでなく、誰にでも利用できる自販機として、子育てをしていない人にも受け入れられやすくなっています。

また、おむつ自販機で誰かが飲料を購入すると、購入金額の一部がウェルカムベビープロジェクトの活動資金として寄付される仕組みになっている点も特徴です。おむつ自販機を通じて寄付された支援金は、ウェルカムベビーボックスの配送費や、ウェルカムベビープロジェクトが主催している様々なイベント・ワークショップの開催費、ウェルカムベビープロジェクトの広報活動費などに使用されており、育児にがんばるママやパパを支えるための活動資金として有効利用されています。

おむつ自販機を生んだパパの声

おむつ自販機が生まれたきっかけは、3姉妹のパパとして子育て中の、池田浩久さんの声でした。

ある時、外出先でおむつを持っていないことに気づいた池田さんは、慌てておむつを買おうとしたものの、周辺に店がなく、またやっと発見した販売店でも売られていたのは大きい袋入りのおむつセットだけで、非常に不便な経験をしたそうです。そして池田さんはその時の体験を、ウェルカムベビープロジェクトのワークショップで語りました。

すると、大勢の人が「こんな自販機があったらいいなぁ」という池田さんの声に共感し、実際に開発がスタートしました。

つまり、おむつ自販機は、実際に子育てを行う人の視点に立って生み出された、ウェルカムベビープロジェクトにとっての大切な子供であり、育児のためのサポートアイテムといえるでしょう。

実際の子育てを想定した販売方法

おむつ自販機では、通常の飲料や紙おむつの他にも、おむつ交換の際に役立つウェットティッシュ(ノンアルコールタイプ)が合わせて販売されています。そのため、外出時に手元に必要な道具が揃っていない時でも安心です。その他、使用後のおむつを入れられるビニール袋も、おむつとセットで販売されています。

また、おむつとウェットティッシュの取り出し口は、飲料の取り出し口とは分けられた専用のものが用意されており、実用性だけでなく衛生面でもしっかり配慮されています。

おむつ自販機の使い方は?

購入可能なおむつの金額と種類

おむつ自販機は、通常の飲料用自販機と同様に使用可能です。

販売されているおむつは、パンツタイプの紙おむつ(Mサイズ・Lサイズ)の2種類となっており、金額はどちらも200円。内容物としては、それぞれのサイズが2枚ずつと、ビニール袋がセットで入っています。また、ウェットティッシュ(10枚入り)の金額は110円です。(※2019年5月時点の料金設定。)

おむつ自販機のある場所は?

2017年3月に横浜市のイオンスタイル東戸塚内で第1号機が誕生して以来、同年7月には、横浜市の上大岡の京急百貨店に県内2号機が設置され、その後は大阪国際空港や銀座博品館、民間商業施設など、横浜から全国的に展開されており、およそ10機程度が稼働しています。

また、2019年2月には神奈川県内で3機目となるおむつ自販機が設置され、官民の枠を越えたさらなる普及が目指されています。

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