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出産時・分娩時の呼吸法

呼吸法の大切さ

陣痛は痛い、恐い、という先入観があると緊張して体が固くなります。呼吸も早くなり、過呼吸に陥ってパニック状態になる場合も少なくありません。そのため、分娩にも時間がかかってしまうこともあります。

分娩に大切なのはリラックスしようとすること。お産の時に、進行に合わせた呼吸法を取り入れることで、体の緊張をやわらげリラックスした状態へと近づけることができます。また、産道がゆるみ赤ちゃんが自然と下りてきやすくなるのと同時に、新鮮な酸素を送ってあげることもできます。

そのなかから、代表的なラマーズ法とソフロロジーの呼吸法に注目して紹介していきます。ただ、陣痛が始まればなかなか練習した通りにやる余裕はないものです。こうした呼吸法をマスターするのではなく、あくまでも呼吸法の1つとして覚えておくといいでしょう。

ラマーズ式

日本で主流といわれるのは「ヒッヒッフー」という呼吸法で知られるラマーズ式。ラマーズ式は、自然な子宮収縮による出産を目的とした出産方法で、ゆっくりと息を吐くことで緊張が解け、痛みから意識をそらすことができるといわれています。

ラマーズ法は、フランスのラマーズ博士が1951年に提唱した「心理的無痛分娩法」で、痛みに対する恐怖心がさらに痛みを強くさせるという条件反射を、呼吸法などによって断ち切ることで痛みの緩和を図るというもの。フランスで生まれたラマーズ法はのちにアメリカに渡り、1970年代に日本に普及しました。そして現在までに日本では、さまざまなラマーズ法が存在しています。

ソフロロジー式

エクササイズやイメージトレーニングをすることで、リラックスした状態で出産することを目的にしたソフロロジー式。ソフロロジー式でリラックスできると、心と体の緊張がほぐれて痛みを感じにくくなるといわれています。

ソフロロジー法は1960年、スペイン人・精神神経科医A・Caycedo博士によって創案され、フランスを中心に、スイス、西ドイツ、スペインなどで除々に広まりをみせている分娩法です。日本には1987年にフランスから導入されて以来30年以上も続いています。

ソフロロジー法は、物事をすべて良い方にとらえ建設的な思考へと進める事によって、お産に対する不安や恐怖心を和らげます。そして陣痛は赤ちゃんを生み出すために最も大切なエネルギー、出産は赤ちゃんとお母さんとが行う最初の共同作業として受け止める、という考え方に基づいています。

陣痛の波が押し寄せてきたら、これから生まれてくる赤ちゃんの顔を思い浮かべ、ヨガの複式呼吸の要領で、できるだけ長く息を吐くのがポイントです。これにより体がリラックスして、産道がゆるみやすくなり、強くいきまなくても自然に赤ちゃんが産まれてきやすくなるそうです。

分娩の呼吸法まとめ

お産が始まったら、「これらの呼吸法を必ずやる!」のではなく自然に出てくる楽な呼吸法をしてください。ただ、痛みによってどうしても呼吸が乱れると言うこともあります。そういう場合は助産師や看護師がそばについて、ちゃんと補助してくれますからご安心を。

初めての出産の場合は、陣痛や会陰切開など未知なる痛みを想像するだけでも怖いという妊婦さんや、痛みを知っているからこそ、過去の痛い経験がよみがえって怖いという経産婦さんもいます。出産に対する恐怖心は痛みへの怖さであると言えますね。

そんな分娩時の痛みをやわらげ、スムーズなお産をサポートしてくれるのが呼吸法です。出産に向けて、自分に合った呼吸法を知っておきましょう。